デザインだけじゃない!暮らしにフィットする室内ドアの選び方

🌿 暮らしにフィットする「建具」を選ぼう ―毎日触れるドアだからこそ、デザインも使いやすさも大切に―

 

あなたの家の中に、ドアはいくつありますか?

 

普段あまり意識しないかもしれませんが、実は室内ドアは部屋の出入り口という機能だけでなく、
空間の印象や日々の使い心地を大きく左右する大切な存在です。
今回は、そんな「室内ドア」に注目して、後悔しない建具選びのポイントをご紹介します。

 

🚪 ドアの開閉方法で、毎日の暮らしはこう変わる

 

ドアのタイプは、デザインだけでなく、動線やスペースの有効活用にも関わってきます。

 

* 開き戸(片開き戸、両開き戸など):
洋室で最も一般的で、気密性や遮音性に優れています。プライベートな空間や寝室にぴったり。
廊下やリビングなど、開けた時に邪魔にならないか、「内開き」か「外開き」かをしっかり検討しましょう。

 

* 引き戸(吊り引き戸も人気):
レールや溝を使わず吊るすタイプも増え、足元がすっきり。省スペースで開閉でき、バリアフリーにも有利です。
開け放てば、部屋と部屋を繋げて開放的な空間を作ることもできます。
ただし、開き戸に比べて気密性が劣るため、音漏れには少し注意が必要です。

 

* 折れ戸:
クローゼットやバスルームなど、開閉スペースが限られる場所に最適です。
じゃばら式で広く開口部を取れるため、収納物の出し入れもスムーズ。
広い空間の間仕切りとしても使え、フレキシブルに空間を区切りたい場合に便利です。

 

🖼️ デザインと素材で、わが家の印象をコントロール

 

ドアは、お部屋の雰囲気を決める大きな要素です。素材やデザインで、理想の空間を演出しましょう。

 

* 天然木:
温かみのある風合いが魅力。使うほどに味わいが増し、経年変化を楽しめる素材です。
DIYで塗装をすれば、さらに自分らしい空間に。

 

* 合成樹脂(シート貼りなど):
水拭きできてお手入れが簡単。
木目調から豊富なカラーバリエーションまで揃い、
モダンやナチュラル、どんなインテリアにも合わせやすいのが特徴です。

 

* ガラス/アクリル:
採光部を大きく取ることで、部屋に光を取り込み、明るく開放的な印象を与えます。
廊下が暗くなりがちな場所や、視線の抜け感が欲しい場所に最適。プライバシーを確保したいなら、
すりガラスや型ガラスを選ぶと良いでしょう。

 

最近では、天井いっぱいの高さがある「ハイドア」も大変人気です。縦のラインが強調され、空間がより広々と、すっきりと見える効果があります。特に、開放感を重視する新築やリノベーションでご提案することが多いですね。

 

🔧 リフォームで気をつけたいこと ―プロの視点で後悔しない選択を―

 

「ドアだけ変えたい!」と思っても、リフォームの内容によっては注意が必要です。

 

* ドアのみ交換:
比較的安価で短工期ですが、既存の枠に合うものを選ぶ必要があります。

 

* ドア枠ごと交換:
ドアの印象をガラリと変えたい場合や、開閉方法を変更したい場合に。
この場合、壁の補修やクロスの張り替えが必要になることが多いので、付帯工事の費用も確認しておきましょう。

 

* 開き方を変更する場合(例:開き戸から引き戸へ):
壁の解体や補強など、より大がかりな工事が必要になることがあります。
安心してリフォームを進めるためには、施工実績のある地元の業者に依頼し、必ず現地調査をしてもらうことが大切です。

 

私たち株式会社 伊庭工務店・カナウデザインスタジオは、お客様の「こうしたい!」という想いを丁寧にお伺いし、
最適なプランをご提案させていただきます。

 

📌 まとめ ―「なんとなく」ではなく、暮らしに合った一枚を―

室内ドアは、毎日触れる場所であり、空間の印象を大きく左右する重要なパーツです。新築でもリフォームでも、
「なんとなく」で決めるのではなく、ぜひご自身の暮らし方や、将来を見据えた選択をしてみてください。
「どんなドアを選んだらいいの?」「費用はどれくらいかかるの?」など、
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

 

私たち株式会社 伊庭工務店・カナウデザインスタジオは、お客様一人ひとりの「暮らしに寄り添う建具選び」を、心を込めてお手伝いいたします。

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